使用済みワームをリペアして再利用
アングラーの皆さん、釣行で使用した“使用済みのワーム”はどうしていますか?
ハードルアーと違い、再度使用できないため、普通は家に持ち帰り“ゴミ”として処分してしまうと思います。
「バス釣りって一般的な釣りと比べてコストがかかる釣りだと思いませんか?」
自分もそうですが、特に陸っぱりアングラーにとって「根がかり」すなわち、ルアーを「ロスト」するということは、釣りのテンションをガタ落ちさせる、大きなダメージをうけます。
そのため、必然的にロスト率が高く、高額なハードルアーを使うよりも、ロスト率が低く低価格のワームを使用する傾向にあると思います。
ですが、ワームは安いからとて、“とっかえひっかえ”使用すると、1日で1パック以上使用してしまったりと、結局はコストが掛かってしまいます。
そのため、自分は“フックの穴でスカスカになったり、バイトで身切れしたワームはゴミとして破棄せず、リペアして再利用しています。”
「リペアしたワームじゃ釣れないじゃね…?」と、思います?
「全然そんなことはありません。」
「自分は3回ぐらいリペアして、デコボコになったワームでも何ら問題なく使用し、釣果も出していますよ。(笑)」
非常に簡単にでき、自身のお財布にも優しく、環境にも優しいので、是非、試してみてください。
それでは、ここではゲーリーの「レッグワーム2.5」でフックでできた穴と、身切れした箇所をリペアしていきたいと思います。
ゲーリーワームはソルトを大量に含んでいるため、耐久性がなく、直ぐに身切れしてしまう欠点がありますが、釣果では期待を裏切らないため、使用しているアングラーも多いと思います。
まず、用意する物は「セメダイン スーパーX クリア 超多用途」と「爪楊枝」を用意してください。
(画像の物は使い込んでいますが、ご了承ください。)
セメダイン スーパーX クリアは、臭いもなく、硬化後も弾力があるためワームの動きに影響が少なく、フッキングも影響ありません。
ホームセンターなどで、300円前後で売っていますし、爪楊枝は大抵のご家庭にあると思います。
それでは、はじめます。
①まず、ボンドを少量出し、爪楊枝の先をくるりと1回転させボンドを付着させます。
最初にフックでできた“穴”から補修していきます。
②フックでできた穴に先ほど付着させた爪楊枝の先端を突っ込み、グリグリと軽くねじ込んでください。
※ボンドを付けすぎると、穴から盛り上がってしまうので、ボンドの料を加減してください。
次に、身切れした箇所を補修します。
③先ほどと同じように爪楊枝の先端にボンドを付着させ、爪楊枝の先端を転がしながら破損箇所に付着させます。
※ボンドの量が多いと、はみ出してしまい乾燥させているときに下に付着したまま、固まってしまうのでご注意を
以上、修復終了です。
後は、使用強度まで最低6時間は乾燥させたほうがいいです。
次の釣行までは十分な時間があると思うので、全てリペアしてしまいましょう!
修復後、フックも何ら問題なくセットすることができます。
また、ネコリグなどネイルシンカーが抜けやすい場合に、あらかじめ家でセメダイン スーパーX クリアをシンカーの穴に少量付けて、リグを作っておけばフィールドでのシンカーのスッポ抜けも激減しますよ。
このように、ボンドのコストだけで今まで破棄していたワームを1~2回多く使用でき、さらに他の用途にも活用できるという事は、セメダイン スーパーX クリアの“費用対効果”は非常に高いのではないでしょうか。
以上、「使用済みワームをリペアして再利用」の解説でした。
楽しいフィッシングライフを!
ご閲覧ありがとうございました。