私が在住する埼玉県には、数多くの野池があり昔は数多くのアングラーでごった返していました。
ですが・・・
近年は、“釣り禁止”の場所が多くなってしまい、バス釣りも簡単にはできなくなってしまいました。以前、釣りができた場所も年々、釣り禁止の看板が立てられていき、現在に至っては大部分が釣禁となっています。
釣禁となった原因は、私たちアングラーです。。。
迷惑駐車、ゴミのポイ捨てなど、マナーの悪さが原因です。
釣禁となってしまったら、二度と立ち入ることができません。
数少ないフィールドで末永くバス釣りを楽しめるよう、私たち一人一人がマナーを守り、楽しいフィッシングライフを送っていきましょう!
最近、河川のスモールも“スポーニング(産卵)”に入り、“ネスト(巣)”を見かける事が多くなりました。
そこで、本日は川スモールの“ネスト”を攻略してきました。
ただ、スポーニング期の“ネスト撃ち”に関しては、アングラーによって賛否あると思いますが、ご了承ください。
【使用タックル】
・ベイトフィネス
ロッド:メジャークラフト MS-XLimited MLC-65UL/BF
リール:ダイワ SS air 8.1
まず、ネスト撃ちとは、ネストを守る“オスバス”を釣ることを言います。
バスはスポーニングに入ると、オスバスがネストを作ります。
ネスト作る場所として、浅瀬で、日当たりと、水通しのいい場所を好み、オスバスがネストを作ると、そこにメスバスが入ってきて産卵をします。
産卵を終えるとメスバスは退去し、オスバスがネストを守り、卵や稚魚を外敵から保護します。
そのため、ネストを守るバスは、ガタイがよく、攻撃的なのが特徴です。
そして、今回行ったポイントは、コイの数が多く、頻繁にネストに近づくため、バスの気も非常に荒立っています。
ただ、ネストを守るオスバスは、“捕食”はしなくなり、外敵を追い払う“威嚇”行動に専念します。
さらに、川スモールはラージに比べ視力も非常にいいため、ネストに大きめのルアーを入れても、見切られているので、余り気にしていません。。。
そこで、口を使わせるためには、2~2.5インチ程度のワームを使用します。
捕食行動はしませんが、口を使ってネストの外に出す行動をとるため、その時にフッキングが決まれば釣るチャンスがあります。
では、スタート!
まず、ルアーは、ケイテック「スイングインパクト2」カラーは、「ブルーバックシナモン」です。
ネコリグで1.3gのネイルシンカーを入れています。
「動画」では、かなり切って編集していますが、実釣では相当ねばりましたので、根気よく攻める必要があります。
攻略のポイントは、ネストバスは、コイなどの外敵が近づいてくると、勢いよく追っ払いにいきます。そして、大抵は逃げて行きます。
ましてや、ネストにいきなり入ってくる“不届き者”など、いる訳がないと思っているはずです。
そこで、ルアーをネストから1~2メートル離れた場所にキャストし、ネストに進入しようとする外敵を演出します。
そして、ルアーをネストに近づけていくにつれ、バスが気にしだします。
バスからしたら、外敵が逃げていかないため、不思議がって、ルアーに近づいて行動を気にし、ネストの周りを慌しく動き出します。
アクションのコツは、バスがルアーを気にしている時は、アクションを控えめにして、ステイさせたりします。
そして、バスがルアーから離れようとしたときに、突発的にシェイクやトゥイッチでアクションさせます。
「だるまさんが転んだ!」みたいな感じですね(笑)
すると、「コノヤロー!!」
と、口を使って威嚇してきます。
すると!?
バイト!!
サイトで見た感じで、デカイのは判っていましたが、それにしてもパワーがハンパない。。。!
特に、瞬間的な力がすごく、バスが力を抜いたときにリーリングしようものなら、一気に走りだし逃れようとします。
そんな攻防を繰り返えしていると、突然ラインテンションが緩み、ラインが宙を舞います・・・。
「えっ!?。。。。」
ラインブレイク?
シャレになんねぇ。。。
ラインブレイクは一番テンションが下がります。
普通にバラすならまだしも、バスの口にルアーが引っかかったままになってしまうので、バスのこれからの“魚生”が危ぶまれ、気になってしまいます・・・。
しかし、ラインをよく見るとフックが付いています。
しかも、無惨にヘシ折られて。。。
自身の中で、「ふつふつと湧き上がる」感情がありました。。。
「やるじゃねぇか、バスさんよぉ・・・」
こうなったら、バスとの“タイマン”です!
「折られたフック回収してやるよっ!」
しか~~し、バスの警戒心はマックスになっているため、簡単に事は進みません。。。
さまざまなリグを駆使し、アタックするも、無反応でバスのヤル気“0”・・・
一旦、一息つき、頭をフル回転して突破口を考えます。
そこで、思いつきました!
この時期、河川の浅瀬には「おたまじゃくし」が沢山います。
おたまじゃくしが巣に入ったらどうしますか、バス君?
そこで、投入するのが、またまた登場!
「アマゾン ワーム!」
「50本で631円のお値段です♪」
ピンテールワームで、いい感じでテールを揺らしてアピールしてくれます。
ただ、気に入らない点があります。
画像では「ソリッドブラック」に見えますが、実物は赤や緑の“ラメ”が入っています。。。
ソリッドならめちゃくちゃ良かったのになぁ。。。まぁ、中華製なんでしかたないですけね。。。
まず、このピンテールワームに付いている“ヒレ”みたいなもんは、カットして使います。
リグは、スイングインパクトと同じで、ネコリグ(1.3ネイル)です。
このワームに変えてから、バスが豹変しました。
明らかに、イラだってます!
そして、痺れを切らして、口で攻撃してきます。
しかし!?
バスの闘争心がハンパなく、フックの外し方を学んでいます!!!
やべぇ。。。太刀打ちできねぇ。。。
しかし、負けるわけにはいきません!
全身系を集中しファイナルラウンドへ突入!
しかし、川スモールのパワーには、圧巻です。。。
ここまで、闘争心むき出しのバスは、経験したことがありません。
体力がなくなるまで、泳がしてからランディングを試みます。
しかし!?
問題が発生しました!
釣りに熱中しすぎて、カメラのバッテリー交換をすっかり忘れていました。。。
ヤバい。。。
貴重な映像が闇に葬られてしまう。。。
ようやくランディング成功!
動画を視聴していただきた方には、リアルタイムな映像をお見せできなくて、申し訳ありませんでした。
49cm!
体脂肪2%(推定)ムキムキスモールです!!
この後、先程、折られたフックを確認しましたが、外れていました♪
【まとめ】
今回、ネスト撃ちということで、バスが子孫を残し生き続けようとする生命力の強さを改めて実感し、感動してしまいました。
世間では、バス=外来所=駆除があたり前になっていますが、生物である以上、生きる権利があり、生きるためには必死です。
力説は控えますが、バスが無事にネストに帰る姿を確認し、今後しばらくこのポイントは、控えようと思います。
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